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2023-09-26 健口コラム
慎デンタルオフィス豊田です。
本日は『歯周病』についてお話していきます。
そもそも歯周病とはどのような病気なのでしょうか。
歯周病とは『歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。さらに進行すると膿がでたり、歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。(日本臨床歯周病学会)』
とあります。
ここで着目すべきはその進行がほとんど無症状であるということです。つまり、症状が出てからでは遅い場合が多々あります。
では、どのようにして歯周病の進行を抑制すれば良いのでしょうか。
これに関しても上記の歯周病の説明に答えが隠されています。『細菌の感染によって引き起こされる』『歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し』とあります。
つまり、清掃を行き届かせ、細菌を停滞させず除去すれば良いということになります。具体的には汚れと細菌の塊である歯石を除去するのですが、この歯石はかなり硬いもので一般的には歯ブラシでは除去できません。歯科医院で専用の機器を用いて除去するため、歯科医院での定期的なクリーニングが必要なのはこのためです。
別の機会には全身疾患と歯周病の関係についてお話していきますが、それに関連して最後に一つだけ衝撃の事実をお話しておきます。一般的に中等度以上の歯周病(歯周ポケットが平均で5㎜以上)の場合、お口の中の炎症の面積は御自身の手のひら一面と言われ、毎日おちょこ一杯分の細菌を飲んでいると言われています。
これが全身の疾患とどのように関連していくのか、別の機会に詳しくお話していきます。 当院ではできる限り患者様のお口の健康を長い目で保っていきたいと考えていますので、皆様の御来院を心よりお待ち申し上げております。