コラム
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こんにちは。
日野市のJR豊田駅南口から徒歩2分の歯医者「慎デンタルオフィス豊田」です。
今回は、失った歯を補う治療「ブリッジ」と「インプラント」についてご説明します。
よく噛める義歯として、「ブリッジ」と「インプラント」があげられます。
これらは歯根まで失ったときの治療法であることに対し、「差し歯」は、ご自身の歯根が残っていないとできない治療法です。
混同されがちですが、じつは大きな違いがあることがわかりますね。
今回は、ブリッジとインプラントの特徴、長所や短所についても紹介します。
義歯を選ぶときの参考になさっていただけましたら幸いです。
それぞれの構造を見てみましょう。
かぶせ物を3歯以上連結したものが、ブリッジです。
その名の通り、失った歯を中心に左右両隣の歯を支柱として橋を渡すように連結したかぶせ物を取り付けたものです。
失った歯の部分は、歯根を持ちません。
インプラントはほかの義歯と違い人工の歯根をもっているため、1本で自立できます。
設置の際は、歯を失った箇所に人工歯根のインプラント体を埋入します。
その材質であるチタンは金属アレルギーのリスクも少なく、骨と結合しやすい特徴があるのです。
かかる期間は6ヶ月ほどで、その後人工の歯が取り付けられます。
それぞれ同じ「よく噛める義歯」ですが、長所短所は異なります。
●長所
保険診療でも治療できることです。
患者様のかみ合わせの状態へ合わせた形に加工し、取り付けにかかる期間も含めおよそ2週間ほどで治療が完了します。
●短所
ブリッジは、歯根がない歯を両隣の歯で支えている構造ですので、本来なら3本以上の歯で支えていたものを噛むときの力を、2本の歯で支えることになります。
また両隣の歯は、かぶせ物を取り付けるために健康でも削らねばなりません。
そのため、健康な歯の寿命を縮めるリスクが短所といえるでしょう。
●長所
人工歯根でしっかりと支えられている構造なので噛み心地がよく、「まるで自分の歯がよみがえったみたい」という感想をもつ人が多くいらっしゃいます。
自立しているので、周囲の歯を削るなどの負担をかけることもありません。
インプラントは、残った自分の歯を大切にできる治療法ともいえるのです。
●短所
保険診療外の自由診療ですので、治療費は高額です。
また、メンテナンスを徹底して、虫歯や歯周病をしっかりと予防する必要があります。
天然の歯のような噛み心地とはいえ人工物なので、細菌感染に弱いという側面があるため、長く使うためには細やかなお手入れが必要なのです。
けれども丁寧にメンテナンスを行えば、10~15年の長期間にわたり、上顎で約90%程度、下顎で94%程度のインプラントが問題なく使用できていることがわかっています。
(参考:厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のための Q&A p3) >
「よく噛める義歯にしたい」と思っても、インプラント設置は外科手術を伴うため、患者様の体質や既往症といったデリケートな問題もあるでしょう。
カウンセリングでは、どのようなご質問でもお受けします。
インプラントにご興味がある方は、【慎デンタルオフィス豊田】へご相談ください。