コラム
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こんにちは。
日野市のJR豊田駅南口から徒歩2分の歯医者「慎デンタルオフィス豊田」です。
皆様、タバコはお吸いになりますでしょうか?
「タバコは健康を害するもの」、これはお口においても同じです。
具体的には、歯周病にかかりやすく、悪化させやすくしてしまうのです。
今回は、タバコがどのように口内環境に影響をおよぼし歯周病を誘発するのか、その過程や改善法について解説します。
タバコに含まれる化学物質は約4000種類ありますが、有害物質が約200種類も含まれており、中でも約70種類が発がん物質といわれています。
(参照:日本歯科医師会「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020・禁煙がもたらすもの」) >
口内の粘膜はこれらの化学物質を吸収しやすく、タバコを吸い始めるとすぐに身体へ取り込まれます。
中でもとりわけ悪影響となるのは、神経毒であるニコチンです。
ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、口内の血管のヘモグロビンの活動が低下し、酸素がいきわたりにくくなります。
酸素減少は、免疫細胞の働きを抑制させます。
免疫機能の鈍った身体では、歯周病菌の活動を止められなくなるのです。
ニコチンによる血管収縮は、また別の問題を生み出します。
歯周病の症状のひとつは、歯ぐきからの出血です。
ところが、ニコチンにより血流が鈍るため、出血はあまり起きません。
そのため、患者さんご自身は、「自分は歯周病にかかっている」と自覚しにくくなるのです。
もうひとつは、「線維芽細胞」などにおよぼす影響です。
ニコチンが、線維芽細胞の増殖やコラーゲンの生成能力などを低下させることで、傷ついた細胞を再生させる働きを鈍くさせてしまうのです。
その結果、歯周ポケットがより深く形成され、歯周病の進行を招くことになります。
タバコは歯周病の発症や悪化に拍車をかけ、治りにくくするという大きな影響を与えます。
歯周病の改善や予防のために必要なのは、禁煙といえるでしょう。
喫煙者の方は、歯周病の予防・定期検診に加えて禁煙にも取り組むことが大事といえます。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット・「喫煙と歯周病の関係」) >
喫煙者の方も、非喫煙者の方も、「このごろ歯医者に行っていない」「歯科検診を行っていない」という場合は、豊田駅南口から徒歩2分、専用駐車場や駐輪場完備の【慎デンタルオフィス豊田】へ歯周病検査にお越しください。