コラム
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こんにちは。
日野市の豊田駅南口から徒歩2分の歯医者「慎デンタルオフィス豊田」です。
歯を失う大きな原因の一つは「虫歯」です。
虫歯は、一般的に虫歯菌と呼ばれる細菌に感染することで引き起こされます。
虫歯の原因となる細菌は、歯垢の中で繁殖します。
驚くことに、歯垢1㎎中に約1億個もの細菌が存在しているのです。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク/歯垢」より)
虫歯は痛みなく静かに進行し、痛みが出たときには歯の神経まで到達していることもあります。
進行した虫歯は自然に治癒することはなく、放置すると抜歯をするリスクが高くなるのです。
歯を失わないためには、虫歯を未然に防ぐ、または虫歯を早期に発見することが重要です。
歯は3つの層からなっています。
表面に見えてる硬い組織のエナメル質、その内側に象牙質、象牙質の内側に歯髄(歯の神経)があります。
ここで、虫歯の前兆と虫歯の初期の症状をみてみましょう。
虫歯の始まりは、歯の表面のエナメル質が少し溶けた状態で、特に痛みもなく、気が付かないことがほとんどです。
歯が不透明に白く濁り、シミのようになっています。
これは、細菌によって歯からカルシウムが溶けだした状態なのです。
丁寧な歯磨きで歯垢が取り除かれれば、唾液中のカルシウムによりエナメル質が修復されやすくなります。
この段階であれば、正しい歯磨きや、フッ素(フッ化物)の塗布などで虫歯の進行を止められる可能性が高くなります。
修復が間に合わず、エナメル質が溶けた状態をC1といいます。
まだ、痛みはありません。
エナメル質に穴や溝ができ、目視で確認できます。
C1になると、歯磨きでは虫歯の進行を止められないので、歯医者で早めに診察を受けましょう。
歯医者で歯を削り、つめものをしますが、まだ削る部分も少なくてすみます。
CO、C1以上に虫歯が進行すると、歯を大きく削ったり、神経を抜いたりすることもあります。
神経を抜いた歯は、栄養分が運ばれず寿命が短くなってしまうので、歯を失うリスクが高くなるのです。
虫歯が進行すると、削る部分が大きくなりどんどん歯が失われます。
虫歯を進行させないために大切なことは、丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診です。
虫歯になってから治療を開始するのではなく、虫歯になる前に歯医者を受診する習慣を持つことで、将来歯を失う可能性は大きく減るといえるでしょう。
慎デンタルオフィス豊田は、平日はお忙しい方もご利用いただけるよう土曜・日曜・祝日も診療しております。
定期的に歯医者で検診を受け、「いつまでもご自身の歯で美味しく食事」ができることをめざしましょう。