コラム
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こんにちは。
日野市豊田駅南口から徒歩2分の「慎デンタルオフィス豊田」です。
フッ素(フッ化物)は虫歯予防に効果的として、よく知られるようになりました。
「子どもにも大丈夫?」と、疑問に感じる保護者の方もいるかもしれませんね。
虫歯予防としてフッ素は世界120ヶ国で利用されていて、WHO(世界保健機関)もフッ素の利用を推奨しています。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物利用(概論)」より)
今回は、子どもの虫歯予防にフッ素をおすすめする理由をお話しします。
フッ素の効果と、年齢に応じた使用量を見てみましょう。
フッ素の効果は次の3つです。
1.【歯の強化】フッ素が歯の表面から取り込まれ、エナメル質を溶けにくくする。
2.【再石灰化】溶け始めた歯を、修復する作用が促進される。
3.【細菌の働きを弱める】虫歯の原因となる細菌が、酸を出す力を弱める。
子ども用ではスプレー式100ppm、ジェル状500ppm、泡状950ppmの低濃度のフッ素配合の歯磨き粉があります。
歯磨き粉の年齢別「フッ素濃度」と「一回使用量」の目安はこちらです。
●【歯の生え始め~2歳】500ppm(泡状歯磨き粉なら1,000ppm)/ 切った爪程度の少量
●【3~5歳】500ppm(泡状歯磨き粉なら1,000ppm)/ 5mm以下
●【6~14歳】1,000ppm / 1cm程度
●【15歳以上】1,000~1,500ppm/ 2cm程度
フッ素は、私たちが毎日口にする水やお茶、肉、魚、野菜など、ほとんどの食物に微量に含まれています。
海外では摂取するべきミネラルとして、フッ素を水道水に一定濃度加えている国もあります。(水道水フロリデーション)
一方、フッ素は過剰摂取で急性中毒、慢性中毒などを引き起こすこともあります。
ですが、水道水フロリデーションが行われていない日本では、通常の歯磨きで過剰摂取になることはほとんどないといえるでしょう。
どんなお薬、食べものも摂取しすぎると身体には毒となりますね。
フッ素も同じです。
年齢に応じた使用量、使用法をしっかり守ることが大切です。
歯医者でのフッ素塗布は、歯磨き粉よりも濃度の高いフッ素を使用し歯を強くします。
歯医者で使用するフッ素は、濃度が管理されていて安全性が高いものです。
歯医者で3ヶ月に1度程度のフッ素塗布を行うとより効果的に虫歯を予防できます。
もちろん、フッ素だけでは虫歯を完全に予防できません。
おやつはできるだけ時間を決める、毎日の歯磨きを丁寧に行うなども虫歯予防に大切です。
慎デンタルオフィス豊田では、「いつまでもご自身の歯で美味しく食事を」をモットーとしております。
お子様の虫歯予防にフッ素塗布をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
豊田駅南口より徒歩2分とアクセスも便利で、土・日・祝も診療しておりますので学校がお休みの日にお立ち寄りいただけます。